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「好きですっ!付き合ってくださいっ」 「え・・・っと、 ごめん、その、僕君のことあまり知らないし・・・・」 私はふられました。 大体予想はついていた。 だって、あのハリー・ポッターだし。 「はぁーーーーーー。」 はベッドに寝転がって大きなため息をつくと、 今日の出来事を思い出していた。 普通、好きな人にふられたら悲しくて涙がでてくるもの。 でも不思議と涙がでない。 やっぱり無駄だってわかってたから・・・? でも私、本気でハリーのこと好きでした。 いつだって優しくって、クィディッチの時なんてすごく格好いい。 いつも見てきたからよく知ってるの。 ハリーが私のこと全然知らないのは分かってた。 だから、断ってくれてもっと好きになったの。 ハリーは誰とでも付き合っちゃうような人じゃないだ、って。 でもふられた。 ふられたんだな、ってやっと自覚した後に やっと胸が泣いた。 もう彼のことは忘れよう。 そう思った。 翌日、僕は頭がなんだかボーッとしてて、 早く目がさめたから1人で大広間まで行った。 席に着くと隣に座っていたウッドが 片手にパンをもって、気難しい顔して 「・・・あの作戦だと・・・・あー、でも・・・」 とか独り言をしゃべっていた。 僕が食事を取るためにちょっと手をのばすと、 誰かがまた大広間にきたようだ。 チラッと目をやると、それは昨日話したばっかりのだった。 の寮はレイブンクローだけど、 レイブンクローはまだ誰も来ていないようだ。 もボーッとしているようで、 なんだかぎこちない歩き方をし、僕が見てることなんて気づいてない。 がスープを飲んでいたら、後ろから友達が来た。 彼女はの方をポーンッと軽くたたいたつもりだったらしいが、 はものすごく驚いたようで ガチャンッとスープをお皿ごとひっくり返してしまった。 は謝っている彼女に許すような手振りをして こぼれたスープをふき取った。 「何ニヤニヤしてるんだよ、ハリー」 知らないうちに右隣にはロンが座っていて、 左にはハーマイオニーがいた。 僕は知らないうちに笑っていた。 次は魔法薬学だった。 あと5分くらいで始まるっていうのに、 たった今僕は寮を出たばっかりだった。 次の曲がり角を曲がれば・・・・ 曲がり角を目指してスピードをさらに上げると、 その角から曲がってくる人影が見えた。 止まろうしてももう遅くて、僕はその人と正面衝突した。 「いたっ・・・・」 「ごめんなさいっ!」 「ううん、僕こそゴメン。急いでたから・・・」 廊下に散らばったその人の教科書を拾い上げ、 顔を上げると、偶然にもそれはだった。 「えっと・・・これ」 「あ、ありがとうハリー。やさしいね」 何で赤くならなくちゃいけないんだろう。 2人赤くなったままうつむいていると始業ベルがなった。 「あっ、急がなくちゃ。じゃあね、ハリー」 「あ、うん・・・・。」 振り向いて笑顔で手をふるに、 僕も知らないうちに手をふってて、 が見えなくなるまで廊下に1人立ったままだった。 はっ、として授業に行ったら、スネイプに30点も減点された。 僕は一体どうしたんだ? あの時から、告白されたときから 気づいたらばっかり見てる。 なんか、僕、意識してる・・・? どうして気づかなかったんだろう。 を見てて気がついた。 はとても優しくて、友達が困ってるときには 必ず力になってくれる。 そして、僕はそんなに惹かれていった。 早く言いにいかなくちゃいけない。 僕は急いでを探しに言った。 レイブンクローの寮の方へ行ってみたが、 いないらしい。 ため息をついて中庭のそばの通路を通ると、 中庭にはと、その友達がいて、 なにやら話していた。 僕は木の影にそっと隠れて聞いてみた。 「私どうしよう・・・」 「でもはまだハリーのこと大好きなんでしょ?」 「大好きよ。もうどうしようもないくらい」 「ならそんなの断っちゃったら?」 「でもね、私ハリーにふられちゃったし・・・。 いっそあの人と付き合っちゃったほうが、忘れられるかも」 「そんな・・・。 忘れるために好きでもない人と付き合うなんて、 なんかいつものじゃないのよ?」 「あらっ!?ハリーじゃないの! 最近ハリー様子が変だと思ったら・・・・ またちゃん見てたのね? もうバレバレよ、あなたちゃんが好きなんでしょ!?」 「わぁ!ハーマイオニー、 シーーーーーーー。 そんなこと大きな声で言わないでよっ」 でも、もう遅かった。 達や、その他にもこの場所に居合わせた人たちに 全てハーマイオニーの言葉が聞かれてしまったらしい。 「えっ・・・ハリー今の本当?」 が恐る恐る聞いてくる。 でも当たり前だけど、答えられない。 だってこんなに大勢の前で・・・? 「ちょっと来てっ!」 僕はの手首を掴み猛ダッシュしていた。 どこに行こう? どうしたら誰も居ないところにたどりつける? もうすぐ夕食の時間ということで、 廊下は大広間へと向かう人たちでごった返していた。 ならみんなと逆に行けばいい! 「はぁ、はぁ、ハリー走るの早いよ。」 グリフィンドールの太った婦人の所までたどりつくと 太った婦人はスースー静かに眠っていた。 「あの・・・・ハリー?」 「あっ、ごめん。 痛かったよね・・・?」 あわてての手を離して 僕はまた顔が真っ赤になるのを感じた。 ああー、なんで僕ってすぐ赤くなるんだ!? 「え・・・・そうじゃなくって、 さっきの本当なの?」 「へ?さっきの・・・て? 僕・・・・・あっ!」 僕は、なんで真っ赤にならなくちゃ・・・・ なんてバカなこと考えてたから、 話しの内容がつかめていなかったようだ。 は僕がさっきのことを忘れてしまったと思ったらしく、 ひどくショックを受けたようだった。 「さっきハーマイオニーが言ってたの、 きっとホントだよ」 「きっと??」 「ううん、絶対本当。 僕あの後君を見てて気づいたんだ。 さっきが話してた、僕を忘れるために・・・ とか言う話聞いててちょっと正直むかついてたかもしれない・・・ ごめん」 「いいよっ! ハリー、それってヤキモチでしょ!」 「ちが・・・・・」 「いいよいいよ〜! どんなやきもちでも許してあげる☆ だって、それって私のこと好きって思ってくれてるんだよね!?」 クスッ ってどーして、こう思い込みが・・・・ 僕はふっ、と表情を緩め笑顔で言った。 「そうさ。 僕はが大好きだから、やきもちしちゃうんだ」 end |
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