Chapter 2

悪戯仕掛け人にハリーロン、ハーマイオニーが加わり
ダンブルドアの元へ足早に歩いていた。

あんなに夜中に抜け出したらいけないと言っていたハーマイオニーはというと、
そんなことはすっかり忘れてみんなを仕切っている。

「ロン!早く歩いて!フィルチにでも見つかったらとんでもないわ!!」

ハーマイオニーがのろのろと歩いているロンに注意する。
ロンはその一言にムっとしたみたいだ。

その時シリウスが立ち止まる。
みんな静かに!誰かこっちへ来るみたいだぞ」

7人がゴクンと息を飲む中、現れたのは・・・

「「これはこれはっ!有名なハリー・ポッター君に、成績優秀なハーマイオニー
じゃあないかい。おぉなんと!うちのロニー坊やもいるぞ!!!」」
フレッドとジョージだ。相変わらず声もそろっている。

「ロニー坊やって言うな!!!」ロンはさっきのハーマイオニーの
ひと言といい、すでにカンカンだ。

「何でフレッドたちがここに?もうこんな夜中だよ?」
ハリーが聞くとやはり悪戯に出かけていたらしい・・・

「さっきのフィルチの顔ったら!!!」と笑い出す始末だ。

「そういうハリーたちこそこんな夜中に何をしてるんだい?」
ジョージが聞いてきたが、ちょっとダンブルドアのところまで。と
答えるだけにした。フレッドとジョージはまだ何か聞きたいといったかんじだ。

「ところでジョージ君。我らが弟たちといっしょにいるのは誰だと思うかい?」
フレッドがジョージに尋ねた。

「見ない顔の方たちだねフレッド君。でも誰かに似ておられる!!」

ハリーたちは思った。
フレッドたちに捕まったらたぶんダンブルドアの所には行けないだろう・・・と。

「あのぉ・・フレッドにジョージ?わたしたち急いでるの。話しは今度にして
ちょうだい。」ハーマイオニーがきっぱり断りをいれ、急いでその場を後にした。

残された双子は・・何か思い当たったのか、ニヤっ顔を見合わせていた。




いっぽう7人一同はもくもくと歩いていた。

「さっきの子たち双子でしょ?何か探りたそうなかんじだったわ。
それにフィルチに悪戯だって!まるでジェームスたちみたいね。」

リリーがくすくすと笑う。

「あの2人かい?そうだね。
でも僕はハリーと悪戯したいなぁ。息子との悪戯はきっと最高だよ!!
ところでハリー!大人の僕はちゃんと父親らしいことしてるのかい?」

ドキドキした様子のジェームズ。しかし、
ハリーは答えることができない。パパとママはもういない・・・
2人ともピーターによる裏切りで死んでるから。

「実は・・ね・・・」
ハリーが言いかけた途中で口を挟んだのはハーマイオニーだった。

『だめよハリー!!そのことは言ったらいけないと思うわ!
ジェームズとリリーがどう思うか考えてみなさい!
それに未来がかわっちゃうかも知れないのよ?ダンブルドアが
許したらいいけど・・・いいこと?まだ言ってはだめよ』

ハーマイオニーはハリーとロンに聞こえる大きさの声で言った。

「どうなんだい?ハリー?」ハリーがなかなか答えないので
ジェームズがどうしたことかと心配そうにしている。

「パパは僕の自慢だよ!!もちろんママもね!」ハリーはなるべく明るく取りつくろった。
だけど胸はチクチクと痛む。ハリーは誰にも気づかれないように目から出る涙を拭った。 

「そうかい?!ハリーうれしいよ!!!」
「やっぱりわたしの子だわハリーvv」2人とも相当の親バカみたいだ。
その横でシリウスとリーマスが苦笑していた。  



そうこうしながらもやっとのことでダンブルドアの部屋の前へ着いた。

「着いたのはいいけど・・どうやって入るんだ?
やっと着いてこれかよ・・」
シリウスが力なく言う。その時だった。

「こんな夜中にお客さんが来ているようじゃの?」
扉の向こうから出てきた人はまぎれもなくダンブルドア本人だった。

「「「「「「「ダンブルドア!!!」」」」」」」

「ハリー、ハーマイオニー、ロン。夜中に寮を抜け出してどうしたことかの?」
ダンブルドアがおだやかに言う。次にジェームズたちへと目をむけた。

「見るからにジェームズにリリーにシリウスにリーマスじゃの?
おぬしたちはこの時代の者じゃないが・・」

「ダンブルドア!聞いてください!僕たち嘘はぜったいに言いません!
何時もどおり悪戯をしていて、ある扉を開けたらここに居たんです。
本当です。信じてください!」リーマスがダンブルドアに言い、
シリウスとリリーとジェームズもリーマスの言葉にコクンと頷く。

「彼らの言っていることは本当なんです!」
ハリーも必死に説明しようとする。それはロンもハーマイオニーも一緒だ。

ダンブルドアは7人の顔をじっと見て、
「うむ・・これは驚いた。君たちの言葉を信じないわけではない。
じゃが、こんなことは前代未聞じゃ。ジェームズたちを元の時代に帰すには
少し時間がかかると思うが・・・その間はどうするかの?ここの生徒として
授業を受けてもらってもいいが・・・どうじゃ?」

ダンブルドアの言葉にリリーが1番に口を開いた。
「ここでしばらく過ごすってことですか?」
「勿論じゃ」その言葉にみんなが頷いた。

「ところで、ハリーに聞きたいのじゃが、ジェームズとリリーには自分の両親だということ
を話したかの?そのことは話したならいいんじゃ・・・じゃがの?ハリー「あのこと」は言わんでほしい。」

ハリーに目配せさせながらダンブルドアが言う。
ジェームズとリリーは何のことだか分からないという顔をしている。シリウスとリーマスも同じだ。

ハリーは静かに頷いた。ハーマイオニーは、ほらごらんなさいという顔でハリーを見た。

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