私は『愛』という言葉を知らない・・・

なぜかって?

そんなの決まっているじゃない・・・

私は・・・誰にも愛されていないから・・・



世界で一番・・・


!僕、ことが好きです!」
あぁ・・・またなの?
「ごめんなさい・・・私、人を愛さない主義なの」
私はそういってその男子生徒の告白を断った。


、あなたまた断ったの?」
親友の一人のハーマイオニーが呆れたように言ってきた。
「えぇ・・・だって私、人を愛さない主義なの・・・」
「ハァ・・・いったいどうしてよ?女として損だとは思わないの?」
「思わないわ・・・」
「まぁいいわ・・・そういえば、あなた今度のクリスマス休暇に帰るの?」
「・・・帰らない・・・」
「そう・・・なら一緒にクリスマスが過ごせるわね」
「うん!」
私はそういって笑った。でもそれは
心から笑っていない、偽りの笑顔だった・・・



家になんか、帰りたくない・・・
私の家は代々スリザリンの家系だった・・・
そう・・・私だけを除いては・・・
父も母も姉もみんなスリザリン・・・
私は・・・グリフィンドール・・・
だから・・・私は家に帰ると毎日暴力を振るわれた・・・


『なぜ、お前のようなものが私の娘なんだ!』
・・・あなたは本当に私の娘なの?』
『来るな・・・恥知らずめ・・・』

『お願い!許して!たたかないで!!』

ヒュッ   バシッ


『いやああああぁぁぁ』



「・・・・・・!」
私は、ハーマイオニーの声で悪夢から覚めた。
?どうしたのうなされて・・・もう朝よ?」
「ハァ・・・ハァ・・・なんでも・・・ないわ・・」
私がそういうとハーマイオニーは「早く来てね」
といって寝室を出て行った。

また見た・・・鞭でたたかれ続けた悪夢のような夏休みの・・・


私は人を愛さない・・・だって、私は誰からも愛されていない・・・
でも、貴方だけには知られたくない・・・ハリー・・・貴方だけには・・・

?どうしたの?」
「えっ?ううん、なんでもないわ。ハリー」
「そう?」

私の家系を・・・


なぜか・・・ハリーだけは
側にいると安らげた・・・
でも、貴方を愛せない・・・


・・・今日の夜一緒に星を観ない?」
「星?観たいわ」
「じゃあ、今晩談話室にいてね」
ハリーは私にそういって大広間を出て行った。


、こっちだよ」
ハリーは透明マントをかぶって談話室に来た。
私も透明マントに入り談話室を出て行った。

塔の屋根の上に座って私たちは星を観た。
「わぁーキレー」
空には一面の星空が広がっていた。
・・・僕ね、君をここに呼んだのは訳があったんだ」
私は、一瞬嫌な予感がした。
、僕ね、君のことが好きだ」
予感は・・・的中した・・・
ハリーにだけは言われたくなかった・・・言いたくなかった・・・
「ごめんなさい・・・ハリー・・・私・・・人を愛さない主義なの・・・」
「なぜ?」
私は一瞬驚いた。今まで、誰も訳など聞いてこなかったからだ。
でも、わかってもらうには説明するしかないと思った。
「私の家系はね・・・代々、スリザリンだったの・・・でも、私だけグリフィンドール・・・
だから・・・私は、親戚中からガラクタ扱いなの・・・」
「・・・・・・」
「私は・・・誰からも・・・愛されて・・・いな・・・いの・・・」
なぜか、私の瞳からは涙があふれ出てきた・・・
「・・・だから・・・私・・・誰も・・・愛さないって決め・・・っ」
止まらない・・・涙がどんどん出てきた・・・


「でもね・・・ハリー・・・私は・・・本当は・・・愛してほしかった・・・」
「・・・・・・」
「本当は・・・愛してほしかったの・・・もう一度・・・母上や父上に
『愛してる』って言ってもらいたいのっっ!!」

これが・・・私の本心だった・・・私は・・・愛して、嫌われることを恐れて
逃げていた・・・


「なら、僕が君を愛してあげる・・・」
ハリーは私にそういって抱きしめた・・・
「でも、私の家はスリザリンの」
「君は君だよ・・・僕は『』自身が好きなんだ・・・・・・愛しているよ」
「・・・私もハリーが大好き・・・」






それから数日後、私は心から笑っていた。
もう、人を愛することを恐れていない。
今の私の隣にはハリー・・・
貴方がいてくれる・・・


貴方があの晩、くれた言葉
一生忘れないよ・・・・



・・・世界で一番・・・愛しているよ・・・』


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